バリオスのタイヤを交換したい!ってなった時に、意外と自分のタイヤサイズっていくつだっけってなりませんか?
バイクを中古で買ったりすると、今履いているタイヤが正しいサイズなのかも不明だったり…。
タイヤをサイズアップして太くしたい!って方も多いでしょう。
果たして問題は無いのでしょうか?
今回はそんな初心者向けに、バリオスのタイヤを見ていきたいと思います。
この記事では1991年に発売されたバリオスと、その後継機として1997年に発売されたバリオス2の両方を取り扱います。
タイヤ交換にかかる費用も気になるところ。
またタイヤも各メーカーから様々な種類が販売されており、どれを買ったら良いのかって感じですよね。
おすすめのタイヤや適正な空気圧なども紹介します!
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目次
バリオスのタイヤサイズはいくつ?
バリオスのタイヤサイズですが、どの年式も全て同じサイズです。
バリオスとバリオス2も、どちらも同じタイヤサイズです。
140/70-17
バリオスは1991年に発売されたモデルでして、ZXR250譲りの水冷4気筒を搭載したネイキッド。
当時は各社から同様のモデルが発売されていましたね。
毎年のように小さな仕様変更を受けながら、1996年まで製造されました。
そして1997年にはバリオス2と名前を変えて販売開始。
名前だけでなく、エンジン特性の変更や2本サスの採用など大幅なモデルチェンジが行われていますね。
数回の仕様変更がありながら、2007年まで販売されていましたよ。
1991年のバリオス初期型から、2007年のバリオス2生産終了まで全年式で同じタイヤサイズとなっています。
バリオスのタイヤを太くサイズアップ出来る?
バリオスのタイヤのサイズアップですが、条件を満たしていればOKです。
その条件は主に下記の3点。
・タイヤ外径が大きく変わらない
・各部の干渉が無いこと
これはバリオスに限らず、バイクのタイヤのサイズ変更をする際の基本となっています。
干渉は…ぶつからなければOKということですから難しくはないです。
ぶつかっていなくても、上2つを満たす必要がありますよ。
タイヤのリム幅とホイールのリム幅
ちなみにバリオスの純正ホイールのリム幅は全モデルで同じです。
バリオスとバリオス2でも同じサイズとなっています。
R:4.00
これに対して履かせるタイヤの許容リム幅を確認します。
例えばダンロップのα-14というタイヤ。
150/60R17というサイズがありますね。
これの標準リム幅は4.00インチであり、許容リム幅は4.00~4.50インチとなっています。
つまりこのタイヤを履かせるためには、最低でも4.00インチのリム幅のホイールが必要となり…最大でも4.50インチのホイールまでという事。
バリオスのリアホイールは先ほど紹介したように4.00インチなため、純正の140/70-17から150/60R17に変更してもホイールのリム幅的にはOKということです。
対してもうワンサイズ大きい160/60R17を見てみると、標準リム幅が4.50インチで許容リム幅が4.50~5.00インチとなっています。
つまりバリオスの4.00インチのホイールではリム幅的にNGということになります。
とは言っても、物理的には干渉さえしなければバイクに取りつける事は可能…ではあります。
しかし細いホイールに太いタイヤを履かせると、タイヤが本来の形状にならず「△型」の尖った形に…。
そうなるとタイヤが本来持っている性能を発揮することが出来なくなりますよ。
本来の性能が発揮出来なくなるので、リム幅を守って使いましょうという話になります。
タイヤ外径
またタイヤ外径が変わることにも注意が必要です。
特にフロントタイヤの回転数から速度を計算している車種が多いので、フロントタイヤの外径が変わると速度や走行距離が狂う原因に…。
そしてバイクの本来持っている前後バランスを崩してしまうことになります。
先ほどのリアタイヤで計算してみましょう。
純正の140/70-17だと計算上の外径は627.8mmとなります(タイヤの銘柄によって多少変わります)
それが150/60-17となると611.8mmとなり、16mmほど外径が小さくなります。
つまり、半分の8mm車高が下がるということ。
リアタイヤにこのタイヤを入れると、純正に比べて8mm後ろ下がりに。
これを修正するにはフロントフォークの突き出し量を変えたりなんだりします。
しかし突き出しを変えることでも乗り味が変わりますので、この辺の複雑なセッティングの知識が必要になってくるんですね。
もちろんそんな細かい話はどうでも良い、見た目が太くてカッコ良ければ走りは二の次三の次…って方は干渉しなければOKです。
見た目だけでなく走行性能も大事って方は、リム幅と外径を考慮しながらサイズを選ぶことになります。
この辺りの詳しい話は別記事をどうぞ。
バリオスのタイヤの交換費用はどのくらい?
バリオスのタイヤ交換費用ですが、約2.5万円程度です。
ただしラジアルタイヤになると、約4.0万円程度になります。
選ぶタイヤやお店によっても変わってくるので、あくまでも参考程度ということで。
タイヤ交換に必要な費用は、下記の3種類というのが一般的。
・交換工賃
・廃タイヤ処分料
タイヤ代は選ぶタイヤによりますが、バリオスですと前後で20,000円程度になるでしょうか。
ラジアルタイヤを選ぶと、前後で35,000円程度でしょうか。
工賃はお店によりますが、大抵フロントが2,000円~2,500円程度です。
リアは2,500円~3,000円程度が多いですね。
廃タイヤ処分量は1本200円程度というお店が多い印象です。
となるとグラストラッカーで合計で2万円程度…ビッグボーイで3万円程度となります。
この辺りの話は別記事が詳しいので、そちらもどうぞ。
また、タイヤを交換する際には前だけ…後ろだけ…といった片方交換でも良いのか悩みませんか?
これについても詳しい記事があるので、そちらもどうぞ。
バリオスのタイヤおすすめ4選!
バリオスにおすすめのタイヤを4種類紹介します。
バイアスタイヤから2種類、ラジアルタイヤから2種類選んでみました。
ラジアルとバイアスは同格ではなく…圧倒的にラジアルの方が性能は良いです。
しかしお値段もラジアルの方が高くなります。
そして純正がバイアスタイヤということで、ラジアルが本当に必要なのか…という話も出てきますね。
この辺りは好みや考え方もありますので、一概にどっちを選んだ方が良いというものはありません。
・ブリヂストン BT-39(バイアス)
・ダンロップ α-14(ラジアル)
・ダンロップ GPR300(ラジアル)
IRC RX-02(バイアス)
まずはIRCのRX-02です。
最近の250ccスポーツバイクに純正で採用されることが多いバイアスタイヤです。
非常にオールマイティな性格で、ドライでもウェットでも安定したグリップを発揮するのが特徴。
減りやすいリアタイヤの耐摩耗性も高められており、相反するこの2つを高い次元で両立しています。
癖の無いニュートラルなハンドリグも特徴ですね。
街乗りやツーリングがメインの方におすすめのタイヤです。
ブリヂストン BT-39(バイアス)
続いてはブリヂストンのBATTLAX BT-39です。
スポーツバイアスタイヤの鉄板的存在。
いわゆるハイグリップタイヤですね。
ワインディングなどでスポーツ走行を楽しむ方におすすめです。
ダンロップ α-14(ラジアル)
続いてダンロップのSPORTMAX α-14です。
サーキット走行でも使われることのある、ハイグリップラジアルタイヤです。
粘着系とも言われる、貼りつくようなグリップ力が持ち味ですね。
ラジアルタイヤだけに、高剛性なのが特徴。
サーキットなどでしっかりと荷重をかけても、バイアスのようにたわまないのが魅力でしょう。
バリオスですと車重もパワーもそれなりなので、そこまで荷重がかけられるか…という話は出てきますが、それでもバイアスハイグリップとの違いは感じられますよ。
サーキットを走る方やワインディングを楽しむ方におすすめのタイヤです。
ダンロップ GPR300(ラジアル)
最後に同じくダンロップのGPR-300です。
ストリートラジアルタイヤとしては鉄板のタイヤですね。
ストリートタイヤ、言い換えるとツーリングタイヤとなりますが…本当にオールマイティで万能なタイヤです。
癖の無い軽快なハンドリングと乗り心地の良さが特徴。
そしてドライでもウェットでも安定したグリップを発揮し、耐摩耗性の高さも持っています。
街乗りからツーリングまで、なんでもこなせるタイヤですね。
ラジアルタイヤを履いてみたい方におすすめのタイヤです。
バリオスのタイヤの空気圧はいくつ?
バリオスのタイヤの空気圧ですが、全モデル・全年式で同じです。
バリオスもバリオス2も、どちらも同じですよ。
大抵チェーンカバーやスイングアームなどにステッカーが貼られていることが多いですよ。
他には取説にも記載があります。
中古ですと取説が無い…なんてことも間々ありますが…。
空気圧の管理はパンク防止や事故防止に大切なのはもちろんですが、セッティングとしても有効活用出来ますよ。
乗り心地を良くしたり、燃費を良くしたりと結構な変化があって面白いものです。
空気圧の調整はタダで出来ますので、標準値だけでなく色々と変えてみてお気に入りを探すのも楽しい作業ですね。
ただし、やりすぎは危険も伴いますので…注意点も含めて詳細は別記事もご覧になって下さい。
まとめ
ということで今回の記事のまとめです。
バリオスのタイヤサイズは110/70-17,140/70-17
サイズアップはリム幅に注意
交換費用は約2.5万円程度 ラジアルなら4.0万円程度
おすすめのタイヤは本文内で
空気圧は標準で、2.00kgf/cm2 , 2.25kgf-cm2
タイヤは地面との唯一の接点となる、非常に大切なパーツです。
自身の使い方にピッタリのタイヤを選んで下さいね。
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