毎年のことですが、シーズン終了が見えてくると気になるのが来年のシート状況ですよね。
2023年のライダーラインナップも決まってきたMotoGPです。
現時点までにわかっている各チームの最新ライダーラインナップを紹介したいと思います。
ストーブリーグと呼ばれていましたが…近年は早々と移籍が決まり、もはやサマーリーグに。
とは言っても、最後の最後に番狂わせがあったりと…全てが決まるまでわからないのも面白いところですよね。
またシートを失ったものの…来期の動向が見えないライダーがどうなるのか、その辺りも見ていきたいと思いますよ。
去る者が入れば来る者がいる…ということで、MotoGP参戦が噂されるライダーも気になりますね。
Contents
MotoGP 2023シーズンのシート一覧!
2023シーズンのシート一覧ですが、下記の通りとなっています。(暫定)
チーム | バイク | ライダー | 契約期間 |
Aprilia Racing | アプリリア | アレイシ・エスパルガロ | 2024年末 |
マーベリック・ビニャーレス | 2024年末 | ||
Ducati Lenovo Team | ドゥカティ | フランチェスコ・バニャイア | 2024年末 |
エネア・バスティアニーニ | 2024年末? | ||
Monster Energy Yamaha MotoGP | ヤマハ | ファビオ・クアルタラロ | 2024年末 |
フランコ・モルビデリ | 2023年末 | ||
Red Bull KTM Factory Racing | KTM | ブラッド・ビンダー | 2024年末 |
ジャック・ミラー | 2024年末 | ||
Repsol Honda Team | ホンダ | マルク・マルケス | 2024年末 |
ジョアン・ミル | 2024年末 | ||
Pramac Racing | ドゥカティ | ヨハン・ザルコ | 2024年末? |
ホルヘ・マルティン | 2024年末? | ||
Gresini Racing MotoGP | ドゥカティ | ファビオ・ディ・ジャンアントニオ | 2024年末? |
アレックス・マルケス | 2024年末? | ||
Mooney VR46 Racing Team | ドゥカティ | ルカ・マリーニ | 2024年末? |
マルコ・ベッツェッキ | 2024年末? | ||
LCR Honda | ホンダ | アレックス・リンス | 2024年末 |
中上貴晶 | 2023年末+OP | ||
RNF Racing | アプリリア | ミゲル・オリベイラ | 2024年末 |
ラウル・フェルナンデス | 2024年末 | ||
GASGAS Factory Racing Team | ガスガス | ポル・エスパルガロ | 2024年末? |
アウグスト・フェルナンデス | 2023年末+OP |
アプリリア・レーシング
マーベリック・ビニャーレス
アプリリアは2022年シーズンから変更なく、アレイシとマーベリックを走らせることになりました。
アレイシはついに悲願の初優勝を達成し、長い苦労が1つ報われた形に。
更にはシーズン通して安定して速さを見せ、終わってみれば年間4位という好成績を残しました。
そして個人的に心配だったマーベリック・ビニャーレスも、優勝こそなかったものの2位と3位と表彰台を獲得しています。
アレイシよりも前でフィニッシュするレースもあり、復活してきたと言えそうな予感です。
2023シーズンの注目ポイントとしては、コンセッションを失ってどうなるのか?ということでしょう。
2022シーズン中にコンセッションポイントが規定に達し、プライベートテストの自由が無くなりましたが…2023シーズンからは更にエンジン開発のアドバンテージも失うことに。
KTMのようにコンセッションを失って失速するのか、それとも継続して速さを見せられるのかが注目でしょう。
ドゥカティ・レノボ・チーム
エネア・バスティアニーニ
ドゥカティのファクトリーチームは、バニャイヤが継続となりジャック・ミラーをエネア・バスティアニーニに変更。
2022シーズン王者のバニャイヤと、年間3位を達成したバスティアニーニと…現在保有する最も強いライダーでコンビを組ませた形と言えるでしょう。
ペッコ・バニャイヤは慣れ親しんだチームからの継続となり、特に問題は無いハズ。
バスティアニーニもチームこそグレシーニからワークスに変更とは言え、2022シーズンも乗っていたのは最新型だったと言われています。
そのため、ワークスサポートになり更なる速さを見せる可能性の方が高そうですよね。
来シーズンも本命はペッコ・バニャイヤとなるでしょうが、バスティアニーニと混戦になったらどうするのか…というのが注目になりそうな予感。
ドゥカティはチームオーダーに近い形で、ランキング上位のライダーをサポートする傾向にあるため…受け入れてスムーズにシーズンが流れるのか、拒否してバチバチの展開となるのか。
力のあるライダーを同じチームにしただけに、ここは注目となりそうです。
モンスターエナジー・ヤマハ・MotoGP
フランコ・モルビデリ
ヤマハファクトリーは、2022シーズンから変更無しとなっています。
ファビオ・クアルタラロは2022シーズンで王者を維持できなかったとは言え、ドゥカティ軍団に囲まれるなか孤軍奮闘という走りを見せました。
3勝を挙げ、自分にできる仕事はやってみせたと言って良いのではないでしょうか?
対してモルビデリは2022シーズンも復調の兆しを見せられず…年間ランキングも19位と終わったのが気になるところ。
怪我による影響がいまだに続いているのか…。
ヤマハは更にサテライトチームも無くなり、参戦がワークスの2台のみとなるのも気になるところでしょう。
2023シーズンの注目はやはり、同じようにサテライトチームが無くなったことがどう影響するか。
データが不足して更に混乱を招くことになるのか、リソースが2台に集中できることでマシン開発が進むのか…。
近年ヤマハのマシンはドゥカティに後れを取っている印象があるため、ここが勝負ポイントになりそうです。
レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング
ジャック・ミラー
KTMファクトリーはビンダーが継続となり、ジャック・ミラーがドゥカティから移籍。
ミゲル・オリベイラは2勝を挙げつつも…2023シーズンはシートが無くなりアプリリアのサテライトに移籍となりました。
ビンダーは2022シーズンも2021シーズン同様に年間6位とまずまずの成績を残しています。
ミラーはドゥカティワークスで年回5位ということで、ライダーのメンツは十分と言えそうです。
2023シーズンは現状の脱却が図れるかどうか…というのが注目になるでしょうか?
具体的には上位の下位と言いますか、中位の上位と言いますか…シーズンを通して中団グループからの脱却ということですね。
勝利も挙げつつ、シーズンを通して安定した速さを見せられるかがポイントになりそうです。
レプソル・ホンダ
ジョアン・ミル
ホンダのワークスであるレプソルですが、マルケスが継続となりミルがスズキから移籍となりました。
スズキがまさかの撤退というのは記憶に新しいですが、それにより2020シーズンの王者を獲得となりましたね。
マルケスは2020シーズンの怪我から復活とは言えず…マルケスの時代は終わったのか?という不安も無きにしも非ず。
2023シーズンはマルケスが復活するかどうかが注目となり、もう1つはミルがホンダに適応できるかどうか?となるでしょう。
ポル・エスパルガロはフィットしたとは言い切れず、どうにもホンダはマルケススペシャルな感もあると思っている方は多いでしょう。
マルケスが勝てなかったことで、2022シーズンはシーズン未勝利。
マルケスしか勝てないホンダ…からの脱却なるか。
プラマック・レーシング
ホルヘ・マルティン
ここからはインディペンデントチームとなり、まずはプラマックドゥカティ。
ドゥカティのサテライトであるプラマックは、ライダーの変更はありません。
ザルコもマルティンも2022年までの契約でしたが、どちらも契約の延長ということで落ち着いた形に。
どちらも契約はドゥカティファクトリーとの契約とされ、使用するマシンもワークス同様に最新の2023年型と言われています。
シーズンが進むにつれて…当然ワークスが優先されるとは思いますが、それでもパーツが回ってくるのは残りのテック3はVR46よりも早いのは利点でしょう。
2023シーズンはドゥカティ軍団の2番目のチームとして、ワークスのサポートをしていくことになるのかどうか。
もちろん勝負の世界なので戦いはあるでしょうが…それでもドゥカティは他のメーカーよりもチームオーダー的な部分が強いのも事実。
ペッコ・バニャイヤの連覇に向けて良いサポートができるかどうかとなりそうです。
グレシーニ・レーシング・MotoGP
アレックス・マルケス
ドゥカティ第3のチームとも言えるグレシーニは、ジャンナントニオが継続でホンダからアレックス・マルケスを獲得。
エネア・バスティアニーニはワークスに引き抜かれる形となりましたね。
バスティアニーニが年間3位となったように、チームとしての力はあると思いますが…ジャンナントニオは年間20位だったのが気になるところ。
これはライダーの差なのか、それともマシンの差だったのか?
マシンに関してはバスティアニーニは最新型、ジャンナントニオは型落ちと言われていましたね。
2023シーズンに注目したいのは、まずはアレックス・マルケスがフィットするかどうか?
ホンダで期待されたよりも活躍しなかったと言って良いであろうアレックスですが、ドゥカティで輝きを取り戻せるでしょうか?
しかしマシンは2台とも型落ちと言われており、厳しいシーズンになることも予想されるところです。
ムーニー・VR46・レーシング・チーム
マルコ・ベツェッキ
ドゥカティ第3のチームなのか、第4のチームなのかVR46です。
こちらはライダーの変更は無しで2023シーズンを迎える予定です。
マリーニは4位2回、ベツェッキは2位1回4位1回とまずまずの成績を残しましたよね。
2023シーズンも型落ちのマシンが予定されており、シーズンを通して安定して上位…というのは狙えないのは間違いないでしょう。
しかし2022シーズンのように、しっかりとチャンスで速さを見せられるかどうかがポイントになりそうです。
LCR・ホンダ・カストロール/イデミツ
中上貴晶
ホンダのサテライトであるLCRですが、アレックス・マルケスに代わってスズキからアレックス・リンスが移籍。
中上貴晶選手は継続という形になりました。
アレックス・マルケスは年間17位、中上選手は年間18位と相当に苦しんだ2022シーズンでしたよね。
ワークスのポル・エスパルガロも年間16位と苦戦しただけに、どちらかと言えば…もはやマシンに何か問題があるのでは?と思わせるようなレベル。
2023シーズンはリンスがホンダにフィットするのかどうか…というのが最大の注目ポイント。
しかしながらホンダのマシンが戦えるマシンに仕上がるかどうかというのも大事になりそうです。
RNFレーシング
ラウル・フェルナンデス
RNFレーシングは2022年までのヤマハから、2023年はアプリリアにマシンをスイッチ。
ライダーの顔触れも2人とも代わり、KTMからオリベイラ、テック3からフェルナンデスということに。
勝てるライダーとしてオリベイラが加入したのが面白くなりそうな予感。
元々のライダーであったドヴィツィオーゾは引退、ダリン・ビンダーはMoto2参戦ということになりました。
2023シーズンの注目はやはりアプリリアのマシンの戦闘力と、ライダーとの相性でしょう。
2022シーズンの速さをそのまま継続できれば、オリベイラというライダーだけに1勝2勝という可能性はありそうです。
GASGASファクトリー・レーシング・チーム
アウグスト・フェルナンデス
2023年は新たなコンストラクターとしてGASGASがエントリー。
実態としてはテック3のチームにKTMのマシンとなります。(つまりそのまま)
待望のホンダワークスだったものの…マシンも不調気味であり思ったような結果が出なかったポルと、昇格組のアウグスト・フェルナンデスのコンビということに。
2023シーズンの注目ポイントは、やはりガスガスと言えどKTMということ。
KTMのサテライトチームという位置付けは変わらないと予想され、やはりワークスチームの方が期待値は高いと言えそうな予感。
しかし未知数のフェルナンデスと、実績は十分のポルというだけに台風の目になるかもしれません。
2023シーズンのシートを失ったライダーの来季は?
2022シーズンのレギュラーライダーでシートを失ったのは下記3人。
ダリン・ビンダー
レミー・ガードナー
スズキの撤退もあり枠が2つ減ったため、3人がシートを失い加入が1人ということになりました。
ドヴィツィオーゾは引退を決意したようで、ヤマハでの復帰は思ったような結果を出せず…ということに。
ダリン・ビンダーはMoto2に参戦が決まっています。
Moto3から飛び級で昇格する形となったビンダーでしたが、スキップしたMoto2を走ることになりましたね。
Moto2でしっかりと結果を残せば、またMotoGPへの道は見えると言えるでしょう。
レミー・ガードナーは2021年にMoto2王者を獲得しての昇格になりましたが…わずか1年でチームを去ることに。
確かに成績は揮わなかったですが…KTMのサポートにも疑問は残るところ。
2023シーズンはMotoGPの世界を離れKTMからも離れ、SBKをヤマハで戦うことになりました(GRTヤマハ)
MotoGP2023の日程・カレンダー!【暫定】
グランプリ | サーキット | 決勝レース日 |
ポルトガル | アルガルヴェ・インターナショナル・サーキット | 3月26日 |
アルゼンチン | アウトドローモ・テルマス・デ・リオ・オンド | 4月2日 |
アメリカズ | サーキット・オブ・ジ・アメリカズ | 4月16日 |
スペイン | ヘレス・サーキット-アンヘル・ニエト | 4月30日 |
フランス | ル・マン-ブガッティ・サーキット | 5月14日 |
イタリア | アウトードロモ・ディ・ムジェロ | 6月11日 |
ドイツ | ザクセンリンク | 6月18日 |
オランダ | TT・サーキット・アッセン | 6月25日 |
カザフスタン | ソコル・インターナショナル・レーストラック | 7月9日 |
イギリス | シルバーストン・サーキット | 8月6日 |
オーストリア | レッドブル・リング-シュピールベルク | 8月20日 |
カタルーニャ | バルセロナ-カタルーニャ・サーキット | 9月3日 |
サンマリノ | ミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリ | 9月10日 |
インド | ブッダ・インターナショナル・サーキット | 9月24日 |
日本 | ツインリンクもてぎ | 10月1日 |
インドネシア | マンダリカ・インターナショナル・ストリート・サーキット | 10月15日 |
オーストラリア | フィリップアイランド・サーキット | 10月22日 |
タイ | チャーン・インターナショナル・サーキット | 10月29日 |
マレーシア | セパン・インターナショナル・サーキット | 11月12日 |
カタール | ロサイル・インターナショナル・サーキット | 11月19日 |
バレンシア | サーキット・リカルド・トルモ | 11月26日 |
2023年の年間カレンダーは上記となっています。
日程の詳細や各グランプリの情報は別記事が詳しいので、そちらもご覧になって下さい。
まとめ
ということで今回の記事のまとめです。
MotoGP 2023のライダーラインナップを表にまとめました
スズキの撤退による移籍が目立ったと言えるでしょうか?
しかし2022年で契約が切れるライダーが多かった割に、新加入は1名とあまり顔ぶれは変わらなかったかもしれませんね。
2023シーズンもドゥカティの時代となるのか?
それともヤマハが戦闘力を上げてファビオ・クアルタラロがタイトルを取り返すのか?
はたまたアプリリアが悲願のタイトルとなるのか?ホンダが復活するのか?
楽しみなシーズンになりそうです。
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コメント
後の方でマルティンとバスティアニーニの契約が逆になってます。
by 雷電爲右エ門 2020年10月30日 6:55 AM
雷電爲右エ門さん、ありがとうございます!
マルティンがプラマック、バスティアニーニがエスポンソラマが正しいですね。
ご指摘ありがとうございます、修正しました。
by よし 2020年10月30日 9:02 PM