ゼファー400のタイヤを交換したい!ってなった時に、意外と自分のタイヤサイズっていくつだっけってなりませんか?
バイクを中古で買ったりすると、今履いているタイヤが正しいサイズなのかも不明だったり…。
今回はそんな初心者向けに、ゼファー400のタイヤを見ていきたいと思います。
この記事では1989年~1995年までに発売されたゼファー400…いわゆる2バルブのゼファー400と、1996年に登場したゼファー400χ…いわゆる4バルブのゼファー400カイの両方を紹介します。
正式名称はゼファーとゼファーχですが、750は1100との区別のため…ここではゼファー400とさせて頂きます。
タイヤ交換にかかる費用も気になるところ。
またタイヤも各メーカーから様々な種類が販売されており、どれを買ったら良いのかって感じですよね。
おすすめのタイヤや適正な空気圧なども紹介します!
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目次
ゼファー400のタイヤサイズはいくつ?
ゼファー400のタイヤサイズですが、年式により異なります。
まずは2バルブのゼファー400ですが、こちらは全年式・全モデルで同じサイズです。
110/80-17
140/70-18
そして4バルブのゼファー400カイは…初年度のみ2バルブのゼファー400と同じサイズですが、それ以降はラジアルタイヤ化と共にサイズ変更されています。
110/80-17
140/70-18
ゼファー400χ(1997年式以降)
120/70ZR17
150/70ZR17
レーサーレプリカ全盛期に、突如として現れた…懐古的とも言えるゼファー400でした。
これが爆発的なヒットとなりネイキッドというジャンルを構築し、レーサーレプリカ販売に苦しんでいたカワサキの息を吹き返す原動力となったことは有名ですね。
この段階では、これまた懐古的とも言える後輪18インチを採用していました。
そんなネイキッド市場に各社参入し性能競争になったため…カワサキも4バルブとなったゼファー400χを1996年に投入。
初年度こそゼファー400と同じタイヤサイズでしたが、翌1997年のモデルチェンジに伴いラジアルタイヤを採用。
それに伴い後輪も17インチに変更となりました。
これ以降は2008年のファイナルエディションまで、タイヤサイズの変更はありません。
厳密に言うと途中でR17→ZR17に変更になっていますが…これは速度記号なので、まぁ気にしなくて大丈夫です。
ちなみに1996年のゼファー400χと1997年以降のゼファー400χはタイヤサイズだけでなく、ホイールサイズも変更になっているので…注意が必要ですよ。
ゼファー400のタイヤの交換費用はどのくらい?
ゼファー400のタイヤ交換費用ですが、バイアスなら約3万円、ラジアルなら約5.5万円程度です。
選ぶタイヤやお店によっても変わってくるので、あくまでも参考程度ということで。
タイヤ交換に必要な費用は、下記の3種類というのが一般的。
・交換工賃
・廃タイヤ処分料
タイヤ代は選ぶタイヤによりますが、バイアスタイヤのゼファー400ですと前後で24,000円程度。
ラジアルタイヤのゼファー400xなら50,000円程度になるでしょうか。
工賃はお店によりますが、大抵フロントが2,000円~2,500円程度です。
リアは2,500円~3,000円程度が多いですね。
廃タイヤ処分量は1本200円程度というお店が多い印象です。
となるとバイアスなら合計で3万円程度…ラジアルなら合計で5.5万円程度となります。
この辺りの話は別記事が詳しいので、そちらもどうぞ。
また、タイヤを交換する際には前だけ…後ろだけ…といった片方交換でも良いのか悩みませんか?
これについても詳しい記事があるので、そちらもどうぞ。
ゼファー400のタイヤおすすめ3選!
ゼファー400におすすめのタイヤを3種類紹介します。
まずはバイアスのゼファー400と初期型ゼファー400xです。
ラジアルタイヤとなったゼファー400xはこの後に紹介しますよ。
・IRC RX-02
・ブリヂストン BT-39
ダンロップ GT601
まずはダンロップのGT601です。
ゼファーに限らず万能タイヤとして鉄板のタイヤですね。
癖の無い素直なハンドリングに、ドライでもウェットでも安定したグリップを発揮。
更には耐摩耗性も高めの、オールマイティなタイヤの代表格です。
街乗りやツーリングがメインの方におすすめのタイヤです。
IRC RX-02
続いてIRCのRX-02です。
こちらも万能タイヤとしてメジャーな製品ですね。
特に最近の250ccスポーツバイクの純正に採用される傾向にあるタイヤです。
価格は変動がありますが、先ほどのGT601に比べると少し安いことが多いですね。
街乗りがメインの方におすすめです。
ブリヂストン BT-39
最後にブリヂストンのBATTLAX BT-39です。
スポーツタイヤの人気銘柄。
ドライグリップに優れ、なかなかのハイグリップタイヤです。
反面ウェットグリップや耐摩耗性は劣る傾向にありますが…劣るというレベルでは無いですね。
万能タイヤに比べたら多少は…という面はあるものの、それを補うドライグリップが魅力です。
ワインディングなどでスポーツ走行を楽しみたい方におすすめのタイヤです。
ゼファー400xのタイヤおすすめ3選!
ゼファー400xにおすすめのタイヤを3種類紹介します。
こちらはラジアルタイヤとなった、1997年以降のゼファーχです。
バイアスタイヤの2バルブゼファーと、初期型ゼファーχはこの上で紹介しています。
・ブリヂストン BATTLAX SPORT TOURING T31
・ピレリ PHANTOM SPORTSCOMP
ダンロップ SPORTMAX GPR-300
まずはダンロップのSPORTMAX GPR-300です。
非常に万能な鉄板タイヤですね。
軽快なハンドリングと、ドライでもウェットでも安定したグリップが特徴。
更にはロングライフを実現する耐摩耗性の高さと、オールラウンドなツーリングタイヤです。
そしてラジアルの中では比較的安価なのも嬉しいところ。
街乗りやツーリングに使う方におすすめです。
ブリヂストン BATTLAX SPORT TOURING T31
続いてブリヂストンのBATTLAX SPORT TOURING T31です。
フロントには同じサイズでT31 GTスペックという物が存在しますが、通常のT31がおすすめです。
GTスペックはパニアケースなどを積んだツアラー向きに設定になっていますよ。
このタイヤはスポーツツーリングタイヤということで、万能タイヤながら少しだけスポーツ性能を求めたタイヤ。
それでいながら抜群のウェットグリップに定評がありますね。
街乗りからツーリングまで…どちらかと言うとツーリングなどの遠乗りが多い方におすすめです。
ピレリ PHANTOM SPORTSCOMP
最後にピレリのPHANTOM SPORTSCOMPです。
ゼファーχのサイズですとリアがZRではなくRになってしまうのですが、Rでも速度記号はHですので大丈夫かと。
ゼファーχは途中からZRに変更になり、速度記号もWに引き上げられていますが…Hは210km/hでWは270km/hです。
Hでも210km/hまでOKということですので、問題は無いと思いますが…一応は自己責任ということで気になる方は先ほど紹介したGPR-300かT31を使って下さいね。
このタイヤもスポーツツーリングタイヤに位置付けられると思いますが、何と言っても独特のトレッドパターンが特徴。
ゼファーよりも古いバイクの方が似合いますが、ゼファーは発売当時には懐古的なバイクと言われただけに全然問題ないでしょう。
この手のタイヤパターンが好きな方におすすめです。
ゼファー400のタイヤの空気圧はいくつ?
ゼファー400のタイヤの空気圧ですが、バイアスとラジアルで異なります。
F:2.00kgf/cm2
R:2.25kgf/cm2
ラジアル
F:2.25kgf/cm2
R:2.50kgf/cm2
大抵チェーンカバーやスイングアームなどにステッカーが貼られていることが多いですよ。
他には取説にも記載があります。
中古ですと取説が無い…なんてことも間々ありますが…。
空気圧の管理はパンク防止や事故防止に大切なのはもちろんですが、セッティングとしても有効活用出来ますよ。
乗り心地を良くしたり、燃費を良くしたりと結構な変化があって面白いものです。
空気圧の調整はタダで出来ますので、標準値だけでなく色々と変えてみてお気に入りを探すのも楽しい作業ですね。
ただし、やりすぎは危険も伴いますので…注意点も含めて詳細は別記事もご覧になって下さい。
まとめ
ということで今回の記事のまとめです。
ゼファー400のタイヤサイズは110/80-17,140/70-18
ゼファー400χのタイヤサイズは120/70ZR17,150/70ZR17(1996年式を除く)
交換費用はバイアス約3万円程度、ラジアル約5.5万円程度
おすすめのタイヤは本文内で
空気圧は標準でバイアス2.00kgf/cm2 , 2.25kgf-cm2、ラジアル2.25kgf/cm2 , 2.50kgf-cm2
タイヤは地面との唯一の接点となる、非常に大切なパーツです。
自身の使い方にピッタリのタイヤを選んで下さいね。
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