ネイキッドなどのバーハンドルの定番カスタムとして、ハンドルブレースがありますよね。
ハンドルブレースバーなんて呼び方もされるように、ハンドルの間に通すバーなのですが…果たしてアレはどんな効果があるのでしょうか?
見た目も大きく変わりますし、運転していると視界に入る部分なのでドレスアップ効果も大きいです。
しかし、せっかくなら正しく効果を知っておきたいところ。
今回はそんなハンドルブレースのメリット・デメリットを紹介しますよ。
また近年は本来の用途以外にも、スマホホルダーなどのアクセサリーを取り付けるために使っている方も多いです。
最後にその辺りの話と、アクセサリー用のクランプバーに関して紹介したいと思います。
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ハンドルブレースの効果とは?
ハンドルブレースの効果ですが、ハンドルの剛性を上げるのが目的となっています。
特にオフロードバイクに使われることが多く、例えば最近ですと復活で話題になったKLX230なんかは純正で装着されています。
(付いてるというより…ブレース一体型のハンドルですが)
生産終了で話題になっているセロー250には付いていませんけどね…。
オフロード用ハンドルは幅が広めで、高さが高めのものが採用されます。
そしてバーハンドルの構造上、中心部をトップブリッジにクランプするため…幅が広く高いハンドルは剛性が不足しがちに…。
特にモトクロスのジャンプを代表するように、相当な衝撃が伝わるオフロードでは剛性を確保したいところ。
もちろんオフ車以外でもバーハンドルであれば装着は可能です。
そのため、ネイキッドなどで付けている方が多いですね。
このようにハンドルブレースの本来の効果は剛性アップを目的としています。
しかし近年はスマホホルダーの固定など、アクセサリーバーとして使用している方も多いですよ。
ハンドルブレースのメリット!
ハンドルブレースのメリットですが、剛性確保の他に振動低減も見込める可能性があります。
一応メリットを箇条書きにすると、こんな感じです。
・振動低減に効果がある(場合も)
・転倒時のハンドルの曲がりを軽減
・アクセサリー取り付けステーとしても使える
ハンドルの剛性が上がることで、ハンドリングにダイレクト感が増すのですが…正直公道で感じ取れるかと言われると微妙です。
恐らくモトクロスコースなどで比較して初めてわかる…と言ったレベルかと。
振動低減もほぼ感じられないレベル…。
理論的には剛性が上がることで振動を低減する方向に向きますよ…という話ですね。
時折…固有振動数がピッタリと合ってしまい、振動が増えるケースもあるようですが…。
1番効果が感じられるのが、転倒時のハンドルの曲がりの低減です。
バーハンドルは転倒すると、転んだ方向のハンドルが大きく曲がりやすいです。
そこにハンドルブレースを入れると、突っ張り棒となりますので曲がりを軽減することが出来ますよ!
しかし曲がることで逃がしていた衝撃を受け止める事になりますので、他の部分にダメージがいくことに…。
万が一転倒した場合には、転んだ側だけでなく反対側もしっかりとチェックした方が良いですよ。
そして最近はこの用途が多い、アクセサリー取り付けベースとして。
これは後ほど詳しく紹介したいと思います。
先にデメリットを見ていきましょう。
ハンドルブレースのデメリット!
ハンドルブレースのデメリットですが…正直コレと言ってありません。
強いて言うならば…こんな感じでしょうか。
・振動が増える場合もある
・転倒時に顎や胸をぶつける可能性がある
先ほどのメリットと同じで、剛性が上がることでハンドリングがダイレクトに。
公道ではそれを硬いと感じる場合もあるかもしれません。
しかし…正直公道でハンドルブレースの有無の違いを感じられるか…という話ですので、あまり気にしなくて良いかと。
振動に関してもほぼ影響が無い場合が多いです。
こちらも先ほど紹介したように、剛性アップで固有振動数が変わりますので…これが合ってしまうと振動が増すケースがあるようです。
そして万が一の事故や転倒時に、ハンドルブレースに顎や胸を打つ可能性がある…ということ。
そのため、モトクロスではブレースバーパッドといわれるスポンジの緩衝材を巻いています。
とは言ってもハンドルブレースバーに打ち付けるというのは、ジャンプの着地での失敗がメインのようです。
公道では正面衝突や追突…みたいなケースでしょうかね?
ハンドルブレースとクランプバーの違いは?
クランプバーは、アクセサリー取り付けをメインに考えたパーツです。
最近はスマホをナビ代わりに使っている方も多いですよね。
スマホを固定するために、スマホホルダーを。
そしてそのスマホホルダーをバイクに固定するのに、クランプバーを使います。
ハンドルブレースのバーを、アクセサリー取り付け用のバーとして使っている方も多いです。
ハンドルブレースの本来の目的はこれまでに紹介した通りですが、アクセサリーバーとして使うのも全然アリですよ。
しかしやっぱり本来の用途と違うのは…って方にはクランプバーを使うという手も。
基本的にはミラーの取り付け部分に共締めする形ですので、バーハンドル以外の車種でも使えるというのがメリット。
原付スクーターなどで使っている方が多いですね。
ちなみにクランプバーの一般的なタイプはこんなやつです。
まとめ
ということで今回の記事のまとめです。
ハンドルブレースの効果は、ハンドルの剛性アップ
メリットは剛性アップ以外にもアクセサリーバーとしても
デメリットは特に無い
アクセサリー取り付けだけならクランプバーを使うのもアリ
誤解を恐れずハッキリと言ってしまうと、性能アップのため…というよりはドレスアップパーツです。
本当に必要なのはモトクロスのような、オフロードをハイスピードで走る環境だけかと…。
しかしアルマイトが美しい商品が多くドレスアップ効果が見込めますし、スマホなどのアクセサリー取り付けにも非常に便利。
そしてドレスアップパーツにありがちなデメリット(性能低下)が特に無いというのが良いですね。
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