「電動キックボード…どれを買ったら間違いない?」
「電動キックボードのおすすめ車種や選び方が知りたい」
電動キックボードは色々ありすぎて…どれが良いのかわからないですよね。
安いなと思ったら公道を走ってはいけないモデルだったり…本当に選ぶのが難しい状態。
この記事では現在おすすめできる電動キックボードの車種情報の他、公道を走行するのに必要な条件や、電動キックボードの選び方を紹介します。
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目次
電動キックボードが公道を走るために必要な条件
出典:国土交通省
電動キックボードと一言で言っても車種によって車両区分が異なります。
2023年4月現在ではモーターの定格出力に応じて分類されており、具体的には定格出力が0.6kW以下の車両は原動機付自転車(原付一種)に。
0.60kW超1.0kW以下は第二種原動機付自転車…いわゆる原付二種となります。
1.0kW超となると軽二輪と、現在は定格出力に応じて3種類の区分に分けられています。
現在販売されている電動キックボードの多くの車両が原付一種もしくは原付二種に区分されていますので、原付の車両区分を満たさないと公道を走ることはできません。
2023年7月には特定小型原付という新しい区分が登場予定となり、より手軽に電動キックボードに乗れるようになります。
これからであれば、新しい特定小型原付に対応したモデルを検討してみるのも良いでしょう。
具体的には上記で上げた装備が必要となっており、それぞれにも細かい規定が存在しています。
そのため公道で電動キックボードを乗りたいという方は、「公道走行可」となっているモデルを購入するのがおすすめです。
海外製品や大手通販サイトなどで安価で販売されているモデルには、保安基準を満たしておらず公道走行不可となっているモデルも存在するので注意が必要ですよ。
電動キックボードの選び方
・耐荷重
・重量
・充電時間
・走行距離
・安定性
安全性
安全面で最も重要なのがブレーキです。
保安基準をわかりやすい言葉で言うと「前後にブレーキが付いていること」と「指定の速度の時に指定した距離以内に止まれること」となっています。
そのため、おすすめなのは前後共に自転車やバイクのようにブレーキレバーが付いているハンドブレーキタイプがおすすめです。
一部モデルでは昔流行った電動ではないキックボードのように、後輪のカバーを踏んでブレーキをかけるフットブレーキを採用しています。
このタイプは制動力が落ちるので、前後共にハンドブレーキタイプを選ぶのがおすすめです。
またウインカーが付いていることも重要なポイントです。
原付の保安基準では最高速度20km/h以下であればウインカーの他、スピードメーターやブレーキランプが無くても公道走行可能なんです。
電動キックボードも最高速度を20km/h以下に制限したモデルであればウインカー不要ということになりますが…その場合は手信号を用いることに。
安定性の悪いキックボードで手信号を行うのは非常に危険なため、ウインカーが付いているモデルを購入することをおすすめします。
2023年7月に予定されている新たな区分、特定小型原付では最高速度20km/h以下にもかかわらずウインカーが必須となる予定です。
このことからもウインカーのない電動キックボードは危険ということがわかりますね。
耐荷重・最大負荷
安全性にも繋がりますが耐荷重も重要なポイントです。
最大負荷と書かれている場合もありますが、100kg以上のものがおすすめです。
海外の一部モデルでは65kg以下なんて商品も存在しており、例え体重の軽い方であっても安全面からは心配が残ります。
リュックなどで荷物を持つこともありますし、走行中の段差などで車両に大きな衝撃が加わることも。
耐荷重は頑丈さとも言い換えられますので、100kg以上の製品を選ぶのがおすすめです。
重量
持ち運びを考えると重さというのも大事です。
特にアパート住まいなどで階段を持ち運ばなくてはいけない…なんて方は軽いモデルを選ぶのがおすすめです。
ただし、単純な重量よりも重要なのは「軽く感じる」ということだったりします。
この辺りは実際に持ってみないと比較が難しいのですが…折りたたみ方や持ち手の工夫などで持ちやすいモデルは軽く感じますね。
重さは堅朗性やバッテリーの大きさとトレードオフな面もありますので、自分がどこを重視するのか…というものをハッキリさせることも大事です。
充電時間・走行距離
充電時間は短い方が良いですが、どうしても走行距離とトレードオフ…ということになりがちです。
バッテリーの大きさによる部分が大きく、大きいバッテリーであれば走行距離は長いものの…充電時間も長め。
逆に小さいバッテリーであればその逆…という傾向が強いです。
毎日の走行予定距離がどのくらいなのか?どういった使い方をするのか、それによって選択肢が変わってきますね。
安定性
電動キックボードは不安定な乗り物ため、少しでも安定感の高い製品の方が乗りやすいです。
特に製品選びで注目してほしいのは、ハンドルの高さ調整、タイヤの大きさ、足を乗せるデッキのサイズの3点。
まずハンドルの高さですが、身長に合わせて調整できるのがポイントです。
使ってみてしっくりくるところを探す…という意味では微調整が効くタイプが良いですね。
タイヤは具体的に8インチ以上のサイズがおすすめです。
あまり小さいとちょっとした段差でもバランスを崩してしまうので、ある程度の大きさがほしいところ。
特に電動キックボードは道の左端を走るため、意外と道の凹凸というのが気になります。
最後にデッキサイズですが、両足をしっかりと乗せることができると安定感だけでなく疲労面でも有利です。
【2024】電動キックボードおすすめ車種
MEISTER.F MF-EKRSA01RW-BK
価格・・・7万9,800円(税込)
航続距離・・・30km
最高速度・・・19km/h
充電時間・・・4.0h
重量・・・16.0kg
耐荷重・・・90kg
タイヤサイズ・・・8.5インチ
今回紹介する製品の中で、唯一の特定小型原付対応モデルがMEISTER.FのMF-EKRSA01RW-BKです。
2023年7月に法改正が予定され、免許不要で乗ることができる特定小型区分ですが…現時点ではまだ対応した製品はほとんどありません。
また現在販売されている電動キックボードを、法改正後に特定小型として乗るというのも…保安部品の関係上難しいのも事実なんですよね。
今後の免許不要で乗れる特定小型を考えている方は、絶対に対応モデルを待った方が良いでしょう。
こちらのMF-EKRSA01RW-BKもまだ販売されていませんが、2023年4月下旬より予約をスタート!
7月上旬より発送予定となっているため、法改正後にすぐ乗りたいという方は早めの予約をおすすめします。
現時点では特定小型はこれ一択ですね。
YADEA KS5 PRO
価格・・・18万2,600円(税込)
航続距離・・・60km
最高速度・・・35km/h
充電時間・・・7.5h
重量・・・23.0kg
耐荷重・・・110kg
タイヤサイズ・・・10インチ
今回紹介する製品の中で、走行性能が高めのモデルがYADEAのKS5 PROです。
航続距離60kmに最高速度35km/hと高性能となっているのが特徴ですね。
止まる方も前輪にドラムブレーキ、後輪にディスクブレーキとなっているだけではなく、後輪には更に電子ブレーキが搭載されているのが特徴となっています。
この電子ブレーキはいわゆる回生ブレーキというもので、これが航続距離にも貢献していますね。
足回りはソリッドタイヤという空気を使わないタイプのタイヤを装備。
これによりパンクの心配が無くなりますが…乗り心地は通常の空気入りタイヤに比べると低下します。
そのためKS5 PROはフロントサスペンションで乗り心地を確保していますね。
Segway-Ninebot J-MAX
価格・・・17万6,000円(税込)
航続距離・・・65km
最高速度・・・25km/h
充電時間・・・6h
重量・・・21.7kg
耐荷重・・・100kg
タイヤサイズ・・・10インチ
最高速度は25km/hとなっており速度はそれほど出ないものの…航続距離が65kmというタフなモデルがJ-MAXです。
登坂能力も20%(約14°)と公表されており、力強く坂道を登ってくれることが期待できますね。
幅17cmという広めのデッキは、大人でも足を横に揃えて乗せることが可能。
航続距離の長さといい、長距離でも疲れにくく利用できるモデルとなっています。
SWALLOW ZERO9
価格・・・14万9,800円(税込)
航続距離・・・40km
最高速度・・・40km/h
充電時間・・・6.5h
重量・・・19.6kg
耐荷重・・・100kg
タイヤサイズ・・・9インチ
最高速度40km/hという快足が特徴となっており、600Wのモーターを搭載しているのが特徴ですね。
電動キックボードの多くが走行性能を重視したモデルで500Wのモーター、価格や軽さを重視したモデルで350Wのモーターを装備していることが多いです。
このZERO9は上限目一杯となる600Wのモーターを装備しており、走行性能を重視したモデルと言えそうです。
しかしながら航続距離も40kmとなっており、重量も20kgを下回る19.6kg、更には価格も15万円を切る14万9,800円と非常に全体のバランスが良いのも特徴です。
公式YouTubeではマニュアル類も充実しており、アフターサービスもしっかりしていると言えるでしょう。
SWALLOWさんには他にも原付二種(125cc相当)となるZERO10Xという高性能モデルも存在。
小型限定普通自動二輪免許以上をお持ちの方は、ZERO10Xを検討してみても面白いかもしれません。
MOTORISTS E-COMMUTER 02
価格・・・9万9,000円
航続距離・・・30km
最高速度・・・35km/h
充電時間・・・5h
重量・・・15.5kg
耐荷重・・・100kg
タイヤサイズ・・・8.5インチ
10万円を切る価格が魅力のモデルです。
商品説明にもあるように、余剰性能を取り払い街乗りで気軽に使えるのがE-COMMUTER 02です。
航続距離は30kmと短めではあるものの、その代わりに車両重量は15.5kgと軽量。
8.5インチと小さめのタイヤもあり、短距離を気軽に乗るのに向いたモデルとなっています。
左手側にしかブレーキレバーがありませんが、前後連動ブレーキとなっているので制動力は必要十分のようですね。
COSWHEEL MIRAI T
価格・・・17万6,000円
航続距離・・・35km
最高速度・・・39km/h
充電時間・・・3.5h
重量・・・25kg
耐荷重・・・100kg
タイヤサイズ・・・10インチ
価格と性能のバランスが非常に良いモデルです。
最高速度は39km/hで航続距離は35kmとなっており、最大の特徴はサドルが標準装備されていること。
キックボードとして立ち乗りする以外に、サドルに座って乗ることも可能になっています。
また充電時間はわずか3.5時間ということで、充電忘れなどがあっても短時間で充電が可能なのも嬉しいポイントですね。
サドルの他、前後にサスペンションが付いていたりと乗り心地が良いと思われます。
反面少し重めの25kgとなっており、それを考慮してかバッテリーは取り外し可能になっていますよ。
BLAZE EV SCOOTER
価格・・・16万4,780円
航続距離・・・35km
最高速度・・・30km/h
充電時間・・・3.5h
重量・・・24.6kg
耐荷重・・・120kg
タイヤサイズ・・・10インチ
こちらも先ほどと同じく、サドルが標準装備されたモデルです。
前後にサスペンションを搭載し、前後ディスクブレーキと非常にコンセプトは近そうですね。
充電時間も3.5時間、車両重量も24.6kgと比較的重めとなっており…やはり先ほどのMIRAI Tと似たような性能。
違うのは搭載されているモーターとなっており、MIRAI Tは500Wなので走行性能が高め。
こちらのEV SCOOTERは350Wとなっており、低出力なタイプです。
耐荷重は120kgとかなり余裕があるので、堅朗性や乗り心地を重視したモデルと言えそうですね。
E-KON grande 2.5
価格・・・11万9,900円
航続距離・・・30km
最高速度・・・40~45km/h
充電時間・・・3~4h
重量・・・21kg
耐荷重・・・120kg
タイヤサイズ・・・10インチ
最高速度40km/h以上という快足モデルです。
以前は350Wだったモーターを500Wに変更したそうで、余裕のあるパワーで登坂性能もアップとのこと。
道交法の制限速度は30km/hではありますが、最高速度40km/h以上という動力性能は無駄にはなりません。
航続距離は30kmと短めですので、短距離をストレスなく走りたいという方に向いているでしょうか?
速度が出ますが…その分安全面もしっかりとした装備になっています。
前後にサスペンションを装備しており、前後ブレーキはディスクブレーキ、タイヤも車やバイクと同じようにチューブレスタイヤを装備していますね。
まとめ
ということで今回の記事のまとめです。
電動キックボードの選び方を紹介
電動キックボードのおすすめ車種を7台紹介
様々なモデルが市場に溢れている電動キックボードですが、残念ながら怪しげな商品もあったりします。
選ぶポイントを見て、公道走行可能なモデルで間違いのない商品を選んで下さいね。
電動キックボードは2023年7月予定の法改正で大きく変わります。
規制緩和によって変わるルールは別記事で詳しくまとめています。
こちらも合わせてどうぞ!・Tシャツ1枚より涼しい!→夏用ジャケットのおすすめ3選を紹介!
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