真夏のバイクって物凄く暑いですよね…。
ある意味ストーブを抱えて走っているようなもので、近年の異常気象との合わせ技で熱中症も心配。
そんななか、巷で流行っている?空調服はバイクで使えないのかと思ったり。
実際問題、空調服はバイクでも使えるものなのでしょうか?
真夏の暑さ対策として、空調服をレビューしていきたいと思います。
しかし内容に関しては「好きに書いて良い」という言葉を頂いてますので、実際に使ってみての感想を好きに書いています。
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目次
空調服はバイクにもおすすめ出来る?
バイクで空調服ですが、結論から言うとケースバイケースです。
率直に言ってしまうと…「絶賛!」というレベルではないですし、「使えない!」というものでもない、そんな感じです。
いったいどういうことか、色々なシチュエーションごとに見ていきましょう。
走行時
走行時の恩恵は、正直あまり無いです。
多くの方は何となく予想が付いているかと思いますが…と言うのもバイクの場合、走ってれば風を受けることが出来るんですね。
空調服は大雑把に言ってしまうと、扇風機を服に付けたのと一緒です。
冷風…ではなく外の空気を服の中に送り込んでいるわけですね。
ということで、走っている時はそれほど違いを感じられませんでした。
しかしメッシュジャケットのように、風を積極的に受けられるジャケットを持っていない方はアリでしょう!
風が体に入ってこない服装の方は、空調服で風を通すメリットを感じられますね。
信号待ち
信号待ちは効果が大きいです!
記事を書いている現在は7月で梅雨時期ということもあり、猛暑ではないので…8月以降にまた感想が変わる可能性はありますが…。
バイクでの信号待ちって結構地獄ですよね…。
日差しは暑いし、アスファルトからの照り返しは暑いし…更には自分のバイクは熱いし…。
走ってる時はそんなに気にならないけど…止まると暑い…ってことは多々あります。
そんな時には非常に役に立ちますね。
体感的には信号待ちをしていても、走っている時と同じような涼しさ。
ただ、注意点というか…気を付けようがないのですが、バイクのファンが回って熱気を吐き出している時は注意です。
その熱気が空調服のファンで体の中に送り込まれることも…。
後ほど製品紹介しますが、私の使っている製品は背中に2つのファンが付いているタイプ。
世の中にはお腹側にも付いて、4つのファンとなるタイプも。
お腹側にファンがあるタイプは、バイクのエンジンの熱を吸いやすいと思われます。
整備時
個人的にはこのシーンで、1番お世話になりそうに思っています。
空調完備のガレージを持っている方は読み飛ばして頂いて良いのですが、大抵の方は青空整備かと。
日陰を選んで作業をしても、やっぱり夏の作業は暑いですよね。
そんな時に活躍するのは間違いないです。
と言うか…空調服って元々は外で作業する方向けですからね、ある意味最も正しい使い方。
気になるのは…製品の構造上仕方ありませんが、素材がペラペラなこと。
厚手だと暑いので…仕方ないですけどね。
作業中にどこかに引っかけたりすると、破れたり…なんてこともありそうです。
ということで、私は敢えての半袖タイプにしました。
半袖なので袖部分からも空気が抜け、袖が大きく膨らまないのがポイントです。
長袖Verですと、作業のしやすさは劣るものと思われますよ。
プロテクター問題
当たり前ですが、バイク用ではないのでプロテクターはありません。
気にならない方もいるかもしれませんが、やはりバイクに乗る際にはプロテクターを使いたいところ。
私の場合はコミネ製のインナープロテクターを使っています。
これは普段でも、カジュアルな格好をしつつもプロテクターが装備出来るという優秀なアイテムですよ!
ちなみにモノはこちら。
胸部と脊椎はもちろん、肩と肘にもプロテクターが入っています。
素材はメッシュなので風通しも良いですよ。
なので、先ほども書きましたが…空調服は敢えての半袖をチョイス。
どうしても汗はかきますので、気化熱効果を狙ってインナーにはアンダーアーマー等で有名なスポーツ用のインナーを使っています。
速乾効果の高いインナーを着て、メッシュのインナープロテクターを装備。
そこに空調服で風を流すことで、気化熱で涼しく…って感じです。
水分補給を小まめにすることを忘れずに!
Vinmori(ヴィンモリ)の空調服を使ってみた!
ここからはVinmori製の空調服に関してレビューをしていきます。
製品情報
画像では長袖ですが、半袖と長袖が選択可能です。
スペックはこんな感じです。
最高風速・・・3m/sec
騒音レベル・・・25db
服の素材・・・ポリエステル100%
価格・・・変動あり(実売7,000~8,000円)
備考・・・UPF50
服の他、ファンが2つ、コントローラー、取説、洗濯ネット、保証書が同梱されていました。
Amazonの商品画像を見ると、首元にスペースを作るための部品があるようですが…こちらは入っていませんでした…。
販売ページにもしっかり書かれていますが、バッテリーは付属しません。
最近はスマホ用などで、モバイルバッテリーをお持ちの方も多いかと。
USBポートで出力出来るタイプ(と言っても…要は普通のタイプ)のモバイルバッテリーが使用出来ます。
服に関して
服はポリエステル100%となっており、ペラペラではありますが非常に軽いです。
スポーツやる方はウインドブレーカーを想像して頂ければ、大きくは違わないかと。
ちまみにサイドにはファスナー付きのポケットがあります。
(全部ではないですが、脇腹部分の黒いところがポケットになっています)
そして、下記画像のように中にはメッシュがあります。
個人的にはこのメッシュが非常に良いと思ってます。
汗をかいても張り付きにくく、そのおかげで風をしっかりと通すことが出来ます。
ポケットの内側もメッシュになっており、物を入れるためというよりはベンチレーションの役割なのかもしれませんね。
ファン、コントローラーに関して
ファンとコントローラーは上記画像のようになっています。
通常の扇風機と違い、平らな面が外側、丸い面が内側に来るのが特徴です。
…と言ってもこの辺りはどの空調服も同じですね。
コントローラーはボタンが1つだけと、全く使い方に迷うことはありません。
画像の1番下、グレー色のがボタンです。
上3つの白色の部分はインジケーターとなっており、使っている風量のところに赤ランプが付く形ですね。
ボタンを押すとスイッチが入り、風量は最強に。
ここでボタンを押すと風量が中になり、次に最弱になり、OFFになるって感じです。
電源ON(風量 強)→風量 中→風量 弱→電源OFF→電源ON(風量 強)→・・・ループ
風量や音量は人それぞれだとは思いますが…個人的には通常の扇風機と同じ感じです。
最強にすればかなりの風量を感じますが、音もそれなりに大きいなと。
最弱であれば風量は控えめですが、音もそれほど気にならないって感じですね。
ファンはネジ式になっており、外して洋服の穴部分に取り付けます。
実際に取り付けるとこんな感じです。
画像右側のファンは見やすいようにメッシュと中地をめくっています。
左側もファンが付いていますが、画像のように中地とメッシュで直接背中に当たらない親切設計です。
そして上記画像のように右側(左腰部分)にポケットが付いており、こちらにモバイルバッテリーを収納出来ます。
ファンを付けてモバイルバッテリーをポケットに入れると、それなりに重さは感じますね。
しかし、着てしまうと持った時ほど重さを感じないのが不思議です。
サイズに関して
製品は中々良いと思うのですが…Amazonを見て問題だと思ったのがサイズです。
このサイズ感が非常にわかりにくい。
一応サイズ表は下記画像のように用意されているのですが…個人的には「正直よくわからん」って感じ。
洋服に詳しい方なら想像が付くのかもしれませんが、個人的には身長が基準になればわかりやすいかと。
身長というのは項目がありますが、60cm、62cm、64cmとなっており…どこのことだかって感じですね。
ちなみに私は身長170cmで体重55kgと、どちらかと言うと痩せ型。
サイズはS/Mという1番小さい物を用意して頂きました。
これで中にコミネのインナープロテクターを着用出来ます。
苦しいことも窮屈なこともなく、更にはインナープロテクターを着用しない場合でも大き過ぎず、なかなかベストサイズ。
ただ長袖を選ぶと、肘のプロテクター部分が入らないorキツイ状態かと思われますよ。
そして、空気を逃がさないため(上から空気を抜くため)だと思いますが、腰のゴムリブはキツめ。
ゴムで伸びますので苦しかったりはしませんが、それなりの締め付け感はありますね。
と、サイズに関しては苦言を書かせて頂きましたが…Amazonではサイズ違いによる返品・交換が可能となっています。
悩ましい場合はとりあえず1番妥当そうなサイズを選び、着てみてから判断するということも可能なのは嬉しいところです。
取説・保証書・洗濯ネットに関して
日本語と英語の取説が付属しています。
中国企業のようで、時々怪しい日本語がありますが…絵も多く説明もしっかりしている印象です。
製品自体も難しいものではないので、取説を読んで困るようなことはありませんね。
そして洗濯ネットが付属しているのは嬉しい配慮です。
洗濯は付属のネットに入れて洗濯機で洗えるようです。
もちろんファンやコントローラーは取り外す必要がありますが、手洗いではなく洗濯機で洗えるのは良いですね。
まとめ
ということで今回の記事のまとめです。
バイクで走っている時は空調服のメリットはあまり感じない
信号待ちは涼しく感じる
真夏のバイク整備に使えそう
Vinmoriの空調服を本文内で徹底紹介
バイクで走っていれば耐えられる…という暑さの時は効果がありそうですね。
信号待ちで地獄の熱さが和らぐのは有難い限り。
製品の特性上仕方ないのですが…使用時は服が膨らんでビバンダム君のようになるのがファッション的には気になるところ。
でも、もう少しすると空調服が当たり前になって…夏はみんな膨らんでいるのが当たり前になるかもしれませんね。
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