レースクイーン廃止の理由はなぜ？F1に続いてMotoGPにも影響があるか？

ここ数年、男女平等の概念などからレースクイーン・グリッドガールに否定的な意見が多く出ていましたね。

ついにF1でも廃止が決定となり、日本でも多くの注目を集めています。

 

果たしてなぜグリッドガールが廃止となったのでしょうか？

またこの流れ的にMotoGPも廃止となる可能性はあるのでしょうか？

 

そしてレースクイーンという言葉と、グリッドガールという言葉がありますが…違いも気になるところですね。

今話題のグリッドガール廃止に関して、色々と見ていきたいと思います。

F1でグリッドガールが廃止される理由は？

F1でグリッドガールが廃止される理由ですが、現代社会の規範と調和しないからだそうです。

「差別的」といった声が近年出ており、特に女性の地位向上を訴える団体などから厳しい批判の声が出ているんですよね。

もちろんF1だけに限らず様々なモータースポーツはもちろん、ボクシングのラウンドガールなどにも同様の批判が出ているようです。

 

ちなみにF1は2018年シーズンから廃止ということで、3月25日から始まるオーストラリアGPから廃止となりますよ。

WEC（世界耐久選手権）では2015年より原則廃止となっており、世界的な流れと言えそうです。

MotoGPもグリッドガールが廃止される？

MotoGPでグリッドガールが廃止される可能性ですが、あり得ると言えそうですね。

F1とMotoGPは運営が別ですので、今回の決定が直接的な影響を与えることはありません。

 

なのですが、特に近年のMotoGPはF1に近づいていると言いますか…F1を参考にして動向を見守っている傾向がありますよね。

そして正しいか正しくないかはそれぞれ議論がありますが、確実に世界の流れはグリッドガール廃止へと向かっていることも事実です。

近い将来にMotoGPでも無くなっても不思議ではないと思いますよ。

 

実際問題、スペインのカタルニアではグリッドガールに関する法律制定を進めているようです。

今のところはこれまで通りに進んでいますが、数年後には廃止となる可能性は十分に考えられそうですね。

グリッドガールとレースクイーンの違いは？

グリッドガールとレースクイーンの違いですが、どうやら雇い主の違いのようですよ。

グリッドガールというのは、レース前にグリッドを案内するためにレーサーの名前と番号が書かれたプラカードを持っている方です。

言い換えると係員とも言え、実際雇い主はレース開催者となっているんですね。

 

対してレースクイーンというのは各チーム専属の方を指すことが多く、雇い主はチームとなりチーム所属の広告塔という感じですね。

レースクイーンというのは和製英語なんだそうで、同様の意味を持つ言葉としてはPromotional modelもしくはPaddock girlsだそうですよ。

 

今でこそ海外でもモンスターガールを筆頭にレースクイーンがいますが、発祥は日本と言われています。

レースクイーンは「モデル」といった意味合いが強そうですね。

まとめ

ということで今回の記事のまとめです。

 

F1でグリッドガールが廃止される理由は、現代社会の規範と調和しないから

MotoGPでもグリッドガールが廃止される可能性は高そう

グリッドガールとレースクイーンは雇い主が違う

レースの世界は男性が多いですからね、「差別的」とかそういった声が出るのもわかる気はします。

しかし日本だけでなく世界を見ても、実際に務めている方は廃止に反対の方が多いのも皮肉ですね。

 

あまり過激な衣装ですと現代社会にそぐわないというのはわかります。

ですがF1は民族衣装を使ったりして、各国それぞれの工夫があって楽しめたんですけどね。