原付の二人乗り違反の罰金や点数は？事故を起こした時はどうなるの？

原付の二人乗り、ダメなことはわかっていても…という気持ちになることってありますよね。

特に高校生くらいですと、自分も通ってきた道ですので気持ちはよくわかります。

 

ですが、二人乗り禁止の原付では絶対にダメですよ？

最悪の場合は今後の人生に大きな影響を及ぼすこともあります…。

 

二人乗り違反の反則金や加点点数、万が一事故を起こした際のケースなどを紹介しますよ。

原付の二人乗り違反の罰金はいくら？

原付の二人乗り違反の反則金ですが、5,000円となっています。

よく間違えている方がいますが、罰金ではなく反則金ですよ。

 

罰金ですと罰金刑という刑罰ですので、前科となってしまいます。

反則金は免許制度に基づき行われる金銭的制裁ではありますが、刑罰ではありません。

 

原付１種、つまるところ50ccの原付は全てのバイクが二人乗りは禁止となっています。

同時にやりがちな違反がヘルメットの違反ですね。

 

ちょっとの距離だから…とかで友人を後ろに乗せて自分もしくは友人がヘルメットを被っていないケース…です。

違反時はより重い違反を適用となりまして、ノーヘルは反則金がないんです。

なので、このケースの時は二人乗り違反の適用となり5,000円の反則金となりますよ。

原付の二人乗り違反の点数は何点？

原付の二人乗り違反の点数ですが、１点の加点となります。

よく○点引かれた…なんて話を聞きますが、免許は加点方式なので１点足された…が正解ですよ。

 

ちなみに、こちらも先ほどのノーヘルとの合わせての違反のケースを見てみましょうか。

ヘルメットの違反は１点となり、二人乗り違反と同じですね。

なので、このケースも１点のみの加点となりますよ。

 

現行の免許制度ですと、累積６点で30日間の免停。

累積15点で免許の取り消しとなっています。

１年以上無事故無違反ですとリセットされて０点に戻ります。

二人乗り違反で事故を起こすとどうなるの？

二人乗り違反で事故を起こした場合ですが、１円も支払われないということはありません。

よく聞かれる話として「違反だから１円も払われない」なんてことがありますね。

 

しかし決してそんなことはありません。

ありませんが…違反とわかっていての行いですのでそのくらいの気持ちではいてほしいですね。

 

事故の状況によって様々でしょうが、事故の場合には状況によって過失割合というのが設定されます。

よく７：３とか言いますよね。

これが二人乗り違反ですと、著しい過失として10%修正されます。

上記ケースですと８：２になるってことですね。

 

そして自賠責保険は「被害者救済」が主な目的ですので、無免許でも重大な違反でも請求することは可能です。

相手の自賠責を請求することは可能ですが、「重過失減額」として20%程度カットされる可能性があります。

 

とまぁケースバイケースではありますが、減額にはなっても自賠責からお金が多少支払われることになりますね。

そして事故はほとんどのケースで「過失無し」ということにはなりません。

なので、相手の過失割合分も支払われることになりますよ。

 

とは言っても、かかる金額に対してかなり少ない金額となることは間違いありません。

違反をすることにより、過失の割増と減額の可能性が高いので…どうしてもそうなってしまいますね。

まとめ

ということで今回の記事のまとめです。

 

原付の二人乗り違反の反則金は5,000円

原付の二人乗り違反の点数は１点

事故を起こした場合は過失の割増と減額の可能性大

 

違反で警察に捕まるくらいならまだ良いですが（本当はダメですが…）、事故を起こしてしまうと本当に大変なことになります。

良い大人が原付の二人乗りはしないと思いますが、高校生くらいですと気持ちは非常にわかります。

 

ですが今回の記事のようなことになりますので、軽い気持ちで二人乗りをしてはダメですよ？