TMAX530の最高速ってどのくらい出るのでしょうか？
最高速って一種のロマンと言いますか、無性に気になる存在ですよね。
他にも気になる存在と言えば馬力！
とは言っても日本の法律上は最高速度が100km/hで制限されています。
試すにはサーキットなどしかないのですが…なかなかそう簡単に誰でもというわけにはいきません。
なので今回は徹底的に調べてみましたよ。
また、実測値だけでなく計算値でも最高速を求めてみたいと思います。
スピードメーターはハッピーメーターと言って、安全上実際の速度以上の数字を示すように出来ているんです。
最高速と馬力は密接な関係にありますので、この両面を紹介しますよ。
TMAX530は大きく分けて2モデル。
SJ12JとSJ15Jがありますので、両方とも見ていきます。
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TMAX530の最高速度は何キロ？
TMAX530の最高速度ですが、165km/h前後となりそうです。
実測値と計算値の両面から見てみましょう。
TMAX530の最高速【実測値】
まずは実測値ですが、大手メディアさんによる測定は無さそうですね。
海外では公道で最高速アタックをしている動画などがありますが…純正なのかどうか、道路の勾配はどうなのか…その辺りがハッキリとしないことが多いだけに、参考にしづらいものも。
そんな最高速アタック動画も…あるものの車両や道路の条件がいまいちハッキリしないものが多いです。
条件がハッキリしないものの参考としては、メーター読みで180km/hを振りきる程度。
実測としては165km/h程度というものが多かったです。
ネット上での情報を見てみても、メーター読みで180km/h程度と言う情報が多い感じです。
実際の速度はメーターの0.9～0.95程度と言われているように、通常のスピードメーターは多少多めに数字が出るんですよね。
なのでメーター読み180km/hとすると、実際の速度は162～171km/hといったところ。
果たしてこの情報が本当に正しいのか、計算からも最高速を求めてみましょう。
TMAX530の最高速【計算値】
続いて計算値からTMAX530の最高速を出してみます。
リアのタイヤサイズ、エンジン回転数、各減速比がわかれば最高速は計算が可能です。
簡単にだけ説明すると…タイヤサイズから外径を求め、エンジンの回転数と減速比からタイヤの回転数を計算します。
そうすると1分辺りに何メートル転がるかがわかるので、それを時速に換算すれば最高速の理論値が出ますよ。
スペックをエクセルで自作した計算機に入れるとこうなります。
「6速」ギア比になっていますが、CVTの1番ハイ側の減速比となりますよ。
エンジン回転数は、最高出力発生回転数に+αを考慮して予想。
計算値は164.9km/hということに。
そしてこれ以外に走行抵抗値というものを算出します。
これは簡単に言うと、ある速度を出すために必要な馬力という意味になります。
空気抵抗係数、転がり抵抗係数、車速に車重から算出が可能です。
TMAX530は年式やモデルによって馬力と重量が多少異なるんですよね。
多少の差は誤差と出来ますので、とりあえず今回は46PSの215kgのモデルで計算。
一般的なライダーの重量を70kgとして計算してみました。
171km/hの時に走行抵抗値が約46.0PSになりますので、これ以上の速度を出すにはパワーが足りないということに。
ギア比的には165km/hとなり、パワー的には171km/hとなり、ほぼどちらの面でも同等ということになります。
プーリー交換などで減速比を変えても、最高速アップは難しそうです。
ネット上での声と同様に、最高速は165km/h程度と言えそうですね。
TMAX530の馬力はどのくらい？
TMAX530の馬力ですが、46PS/6,750rpmと48PS/6,750rpmのモデルがあります。
kWで言うと34kWと35kWになりますね。
TMAX530はTMAXのモデルチェンジとして、排気量が拡大され2013年にデビュー。
デビュー当時は46PS/6,750rpmでしたが、2015年のマイナーチェンジで48PS/6,750rpmに。
2017年のモデルチェンジで再び46PS/6,750rpmとなりました。
まとめると下記の通りですね。
| 2013年～2014年 | SJ12J | 46PS(34kW)/6,750rpm |
| 2015年～2016年 | SJ12J | 48PS(35kW)/6,750rpm |
| 2017年～2019年 | SJ15J | 46PS(34kW)/6,750rpm |
まとめ
ということで今回の記事のまとめです。
TMAX530の最高速は165km/h前後
馬力は46PSのモデルと48PSのモデルがある
最後に約束事として…公道では速度を出し過ぎず、安全運転でバイクを楽しみましょう！
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コメント
はじめまして 星野設計です。
こんにちは。
私はプーリーを制作する時にクランク軸1回転あたりの円周率でベルトの移動量、変速比を考えて
製作にあたっています。
TMAXくらいになると最高速が必要かとの疑問はありますが、その辺は男の子なので魅力を感じてしまうのでしょ
う。
ここ数日はTMAX560をいじる機会がでてきました。
ちがいますね。
TMAX560は初期型530の地を受け継いでいるようです。
残念ながら、TMAX530SX、TMAX530DXはインジェクターの設定ミスもありエンジンが回りません。
ロムの書き換えをしても同様の様です。
PCX、マジェSなどの実測値は最近、興味が出てきました。
高速道路での最高速100km～120kmからの+5km～7kmはじつに切実な要望と考え直して製作するようになりました。
今日は4台ほど作業し31日はTMAX560をいじります。
（私の車両ではありません・・お客様の車両ぷ＾リー交換）
TMAX530DXからの外装は面倒・・560はさらに面倒になっています。
チャンスがあれば動画で紹介します。
今日も始まります。
それでは失礼します。
by 星野設計 2020年12月29日 7:46 AM
星野設計さん、コメントありがとうございます。
最高速ってそれこそ日本では100km/h制限にも関わらず、不思議な魅力がありますよね。
仰るようにPCXやマジェスティSなどは、5km/hの違いが大きな違いになりそうです。
貴重な体験談と共にありがとうございます。
by よし 2020年12月29日 8:55 PM