MotoGPのプロモーターであるドルナ・スポーツが、電動バイクによるサポートレースであるMoto-eの構想を発表しています。
マン島TTなどでも電動バイクが走っていますが、ついにこんな時代が来たのか…という感じですよね。
果たしていつ頃から、どのくらいのレース数で行われるのでしょうか?
またサポートレースだけにMotoGPより目立たない感じでやるとは思いますが、マシンや最高速なんかが気になるところです。
まだまだ未定な部分が多いようですが、Moto-eの概要について調べてみましたよ。
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目次
Moto-eの開催はいつから?
Moto-eの開催ですが、2019年からの予定となっているようです。
正式名称は「FIM Moto-eワールドカップ」とのことですね。
2019年からということで、もう再来年のこと。
2018年シーズンは3月4月頃から始まりますので、もう実質丸1年しか準備期間は無い感じですよ。
ちなみに現状では、決まっていない部分が非常に多いので…実際始まってみるまで未知数ではあります。
ですが、1年目から15~20台の参戦が予想されているとのことですので非常に楽しみですね。
年間のレース数は未定となっており、1レースは10周くらいだそうです。
2018.11.15 追記
年間5戦となることが決定し、カレンダーも発表となっています。
下記の記事はMotoGPの2019年カレンダーですが、MotoEの日程も紹介していますよ。
Moto-eの最高速はどのくらい?
Moto-eの最高速ですが、240km/h~となりそうな感じです。
まだレギュレーションも決まってなさそうですが、どうやらワンメイクとなりそうなんですよね。
マシンに関しては次の段落で詳しく紹介しますが、現状でそのマシンの最高速が150mph…つまり約240km/hとのこと。
しかし、それをチューニングして…なんて話もあるようですので300km/hくらいになる可能性もありますね。
サポートレースと紹介されていますが、下のカテゴリーって感じよりは別カテゴリーって感じでしょう。
バイクもいずれは電動化は避けられないでしょうから、非常に面白い試みとなりそうです。
2018.11.15 追記
使用するマシンも決まり、以前の情報通りEnergica Egoをチューンしたものとなっています。
最高速度は270km/hとなるそうです。
Moto-eのマシンはどうなる?
Moto-eのマシンですが、Energica Egoという車体のようです。
エネルジカはイタリアのメーカーなんだそうで、マン島TTの電動バイク部門「ゼロ・コンペティション」にも参加しているとのこと。
このEgoというバイクが実際にマン島を走っており、2017年は7位という成績を収めていますよ。
そしてEgoって市販車なんですね。
お値段は25,400ユーロとのことで、日本円で338万2,600円といったところ。
となると、この車体を基にMoto-e専用チューニングが施されるって感じでしょうね。
なんでもベルギーのコンストラクターである、サロレアという会社とサプライヤー契約を争っていたようです。
初年度というか数年はワンメイクでも良いですが、段々と色々なメーカーが参入してくれると盛り上がるでしょうね。
ちょっと気になるのは…Egoの車重は258kgだそうで…。
電動とは言えどレース用には非常に重すぎる印象ですよね。
まぁあくまでも市販車の重量ですので、競技用に軽量化されることにも期待です。
結構カッコいい車両ですので画像も貼っておきますね。
出典:Energica
出典:Energica
2018.07.04 追記
既に来年に向けて結構テストを行っていますね。
最近では元GPライダーであり、WSBKチャンピオンでもあるマックス・ビアッジさんが乗ったこともニュースになっています。
Egoがベースとなったレース専用バイク、Ego Corsaも発表されています。
出典:Energica
最高速は155マイルと、以前紹介した市販状態のEgoより5マイル程向上。
約250km/hですね。
出力は149.6ps、トルクは20.4kgfm/0~5,000rpmとのことです。
出典:Energica
こちらの動画は発表会の時のものですね。
ライダーはロリス・カピロッシさんです。
まとめ
ということで今回の記事のまとめです。
Moto-eの開催は2019年の予定
Moto-eの最高速は250km/hの予定
Moto-eのマシンはイタリアのEnergica Ego Carsa
環境問題でどうしても内燃機関が電気に置き換わるというのは避けられないでしょう…。
レースの楽しみの1つが「音」でもありますので、この辺りがどうなるのか非常に楽しみです。
個人的にはかなりMoto-eは期待して見守りたいですね。
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