MT-25の最高速ってどのくらい出るのでしょうか?
最高速って一種のロマンと言いますか、無性に気になる存在ですよね。
他にも気になる存在と言えば馬力!
とは言っても日本の法律上は最高速度が100km/hで制限されています。
試すにはサーキットなどしかないのですが…なかなかそう簡単に誰でもというわけにはいきません。
なので今回は徹底的に調べてみましたよ。
また、実測値だけでなく計算値でも最高速を求めてみたいと思います。
スピードメーターはハッピーメーターと言って、安全上実際の速度以上の数字を示すように出来ているんです。
最高速と馬力は密接な関係にありますので、この両面を紹介しますよ。
今回は新旧のMT-25のどちらも紹介します。
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MT-25の最高速度は何キロ?
MT-25の最高速度ですが、160km/h前後となりそうです。
実測値と計算値の両面から見てみましょう。
MT-25の最高速【実測値】
まずは実測値ですが、大手メディアさんによる測定は無さそうですね。
海外では公道で最高速アタックをしている動画などがありますが…純正なのかどうか、道路の勾配はどうなのか…その辺りがハッキリとしないことが多いだけに、参考にしづらいものも。
兄弟車であるYZF-R25に関してはオートバイさんが測定を行っていますね。
そちらによると、旧型が163km/hの新型が164km/hという実測値に。
MT-25もギア比等々は同じですので、基本的には同等の数字になるハズ。
空力的には少し不利かもしれませんが、しっかり伏せれば大差ない数字になりそうです。
果たしてこの情報が本当に正しいのか、計算からも最高速を求めてみましょう。
MT-25の最高速【計算値】
続いて計算値からMT-25の最高速を出してみます。
リアのタイヤサイズ、エンジン回転数、各減速比がわかれば最高速は計算が可能です。
簡単にだけ説明すると…タイヤサイズから外径を求め、エンジンの回転数と減速比からタイヤの回転数を計算します。
そうすると1分辺りに何メートル転がるかがわかるので、それを時速に換算すれば最高速の理論値が出ますよ。
スペックをエクセルで自作した計算機に入れるとこうなります。
エンジン回転数は、最高出力発生回転数に+αを考慮して予想。
計算値は171.6km/hということに。
そしてこれ以外に走行抵抗値というものを算出します。
これは簡単に言うと、ある速度を出すために必要な馬力という意味になります。
空気抵抗係数、転がり抵抗係数、車速に車重から算出が可能です。
MT-25は年式によって馬力と重量が異なるんですよね。
今回は新型(現行型)の35PSの169kgで計算します。
一般的なライダーの重量を70kgとして、239kgで計算してみました。
161.5km/hの時に走行抵抗値が約35PSになりますので、これ以上の速度を出すにはパワーが足りないということに。
ギア比的には172km/h、パワー的には162km/hと、パワーが先に限界を迎えるという状況。
つまりスプロケを変えたりしても最高速は伸びないということになります。
YZF-R25の実測値とほぼ同等ということで、MT-25の最高速は約160km/h程度と言えそうですね。
旧型のMT-25は165kgと166kgの2種類。
正確には2018年の排ガス規制対応で166kgになり、2020年の現行型から169kgとなりました。
最大で差は4kgですが、最高速の計算に関しては誤差のうちと言えるレベルになります。
MT-25の馬力はどのくらい?
MT-25の馬力ですが、35PS/12,000rpmと、36PS/12,000rpmがあります。
kWで言うと26kWと27kWになりますね。
MT-25は2015年10月より販売が開始されていますが、時期的に2016年モデルという扱いになっています。
このモデルは36PS仕様となりますが、2018年のモデルチェンジで排ガス規制対応により35PSにダウン。
型式もRG10JからRG43Jとなっています。
そして2020年に顔が大きく変更され、倒立フォークの採用など大掛かりな変更が行われたものの…型式としては変更がなくRG43Jのまま。
馬力に関しても35PSのまま変更はありません。
まとめると下記の通り。
2016年~2017年 | RG10J | 36PS(27kW)/12,000rpm |
2018年~2019年 | RG43J | 35PS(26kW)/12,000rpm |
2020年~ | RG43J | 35PS(26kW)/12,000rpm |
まとめ
ということで今回の記事のまとめです。
MT-25の最高速は160km/h前後
馬力は2016~2017が36PS、2018~が35PS
最後に約束事として…公道では速度を出し過ぎず、安全運転でバイクを楽しみましょう!
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